+モデル詳細

+ベンチマークテストstep1,2について
 各手法ごとの単純な一様地盤と2層の平行成層地盤を対象とし、点震源を対象としたステップ1と、面震源を対象としたステップ2の2段階によるベンチマークテストを実施します。なお、平成21年度のベンチマークテストはPEER/SCECプロジェクトであるDay他(2000,2003)による先行研究を踏襲していますので、併せて参照ください。

+ベンチマークテストstep3,4について
 4層の平行成層地盤を対象とし、点震源を対象としたステップ3と、面震源を対象としたステップ4の2段階によるベンチマークテストを実施します。数値解析手法においては、ステップ4は盆地構造を対象とした、ベンチマークテストを実施します。

+ベンチマークテストstep5,6について
 2011年度は関東平野を対象として、現実の3つの中小地震によるステップ5と、1923年関東地震によるステップ6とを実施します。地盤モデルは長周期地震動予測地図(2009年度試作版)において想定東海地震等の計算に用いられた関東平野モデルを用い、理論的手法、統計的手法においては計算点直下の地盤構造を平行成層と仮定して使用します。計算点は強震記録の得られている19 点としました。

+ベンチマークテストstep7について
 関東平野・濃尾平野・大阪平野を対象として、2004年紀伊半島南東沖地震(前震)のシミュレーションを行いました。(手法:統計的手法/数値解析手法) また、関東平野を対象として2005年千葉県北西部地震のシミュレーションを行いました。

+ベンチマークテストstep8について
 関東平野・濃尾平野・大阪平野を対象として、南海トラフの巨大地震(4連動)を対象として行いました。(手法:統計的手法) また、関東平野を対象とし、内閣府(2013)の検討対象となった都心南部地震を対象に行いました。 (手法:統計的手法/理論・数値解析手法)