地域住民による被害情報収集とは?
   
               
  地域住民による被害情報収集とは?      
 
  住民による被害情報収集とは、地震災害時に被災地域の住民の方々にその地域の火災被害や建物被害、道路閉塞状況などを収集していただくことです。収集していただいた被害情報は避難場所や災害対策本部において被災マップとしてまとめられます。
 
               
   
   
               
 
阪神大震災において
       
 

  阪神大震災では、断水による自家発電機の停止、電力供給の停止による電話の交換機の故障、新幹線に沿ってケーブルを設置していた通信網も使用不能となりました。
通信網の断絶は被害情報の不足という事態を招き、被害情報の不足は家屋の延焼、救援物資不足、救助活動に支障を来たすといった事態を招きました。

 
               
 
被害情報収集の意義
       
 

  地震災害時に被害情報収集をすることは、「地震で自分が大変な時になぜそんなことをさせるんだ」と思われるかもしれませんが、災害時においてとても重要なことです。
  被害情報を収集すれば、収集された被害情報をもとに効率的な消火活動、避難経路や緊急車両の誘導、救助活動、救援物資の分配が行えるのです。