はじめに
     
 
発災対応型防災訓練に必要なのは「どんな災害」が発生し、訓練参加者に「どういった対応」をとってもらうのか?というシナリオです。
発災シナリオは、訓練を実践的なものにするために参加者に知らせてはいけません。訓練参加者が事前に知らされるのは、訓練開始日時、集合場所、そして模擬災害に直面した時の対応方法(バケツを集める、迂回する、要救助者の有無を確認)です。また、災害発生ポイントには実行グループのスタッフが立って、参加者が適切に対応できるように導かなくてはいけません。
 
       
           
 
そのため、発災対応型防災訓練を行うには、企画・実施グループと訓練参加者が明確に分かれている必要があります。
また、企画・実施グループは、消防・警察・市役所との交渉が必要な場合もあるため、地域の部長や組長、自治会長が指揮をとるのが良いでしょう。