九大川瀬です。米子からお伝えします。本日は震源域の南西部に4点余震観測点を設置しました。その課程で180号線沿いの賀祥ダムの事務所で本震の観測結果を教えてもらいましたが、ダム提体の上部でNS成分が2051GalというPGAとしては日本記録がとれていることがわかりました。なお基部では600Gal程度で特に大きいわけではありませんが、2gを越える記録がとれたのは一応過去最大ではないでしょうか。記録は明星電気の震度計で震度は6強です。話を伺っている間にも余震が起こり、ダムそばの管理事務でその大きな揺れに驚かされました。なおこの事務所の一階に九大理学研究院の鈴木教授が連続観測用VSEを設置させていただいています。なお被害レベルは明らかにM6.6クラスで7.3クラスではありません。地表断層も確認できませんでした。以上、まずは情報まで。

以上

 

2000108 1:32

九州大学 川瀬 博