2001年1月22日
災害委員会委員各位殿
エルサルバドル地震被害調査につきまして、1月17日より、災害委員会委員を含め関
係各位に意見を求めました。本日までに得た主たる意見・情報は以下のように要約さ
れます。
・ 被害調査を実施するとすれば、地震動、地盤関係の調査が中心となる可能性が高
い。上部構造については、主として組積造が調査の対象となろう。
・ 建築学会関係では、以下の2グループが現地調査を表明されております。
(1) 東京工業大学:瀬尾和大先生(1月27日発、2月5日着予定)
(2) 大分大学:吉村浩二先生、黒木正幸先生(2月8日発、2月15日着予定)
各意見や諸般の情勢を検討いたしました結果、災害委員会としては以下のように対応
したいと存じますので、よろしくご了解ください。
(1) 建築学会独自の調査団は派遣しない。
(2) 東京工業大学:瀬尾先生、大分大学:吉村・黒木先生に建築関連被害調査をお願
いすることとし、後日、先生方から被害調査結果をご報告いただく機会を設ける。
(3) 被害調査については、2001年1月1日に設立された地震工学会が検討を始めている
。災害委員会として、地震工学会の活動を支援する。
日本建築学会 災害委員会
委員長 柴田 明徳 (東北文化学園大学)
担当幹事 中島 正愛 (京都大学)